FMP形制御器
定格励磁方式
FMP形制御器はC&Bモータをはじめ小容量クラッチ/ブレーキに適用する無接点制御器です。クラッチ/ブレーキのスイッチングには、パワートランジスタを使用した無接点回路を採用しているため、きわめて高信頼性です。また、放電回路にはコンデンサ方式を採用し、切れ特性を改善しているため、いちだんと高精度、高頻度な制御が可能です。
FMP-10DA
特長
- タイミング回路の採用により、クラッチ/ブレーキの干渉作用(ケンカ現象)がなくなり、ムダのない安定した動作が得られます。
- 制御回路をIC化するとともに、変圧器以外のすべての部品をプリント板上に取付けているため、非常にコンパクトです。
- 交流入力電源、クラッチ/ブレーキおよび外部信号の結線を行うだけで正常に動作します。
外形寸法図
T:変圧器
Tl:端子台
EF:ヒューズ
RH60:タイムラグ調整用ボリューム
A.B.C.Px.Py.Pz:入力信号切換用ピン
PC:プリント板
仕様
型式 | FMP-10DA | |
---|---|---|
入力電圧AC V | 100/110・200/220 | |
ヒューズ容量 A | 1 | |
出力電圧DC V | 24 | |
容量 W | 10 | |
定格 | 連続 | |
調節(ボリューム可変) | タイムラグ(ms) | 0~45(出荷時20) |
回路方向 | IC無接点回路 | |
構造 | 鋼板製壁掛保護形 | |
質量 kg | 1.5 | |
塗装色 | マンセル 7.5BG6/1.5 | |
主な適用電磁クラッチ・ブレーキ | C&Bパック、MP4~5、BO/BB2~5 |
外部接続図
1. PS端子は外部電源によるCL/MBの切替用です。詳細は取扱説明書を参照ください。
2. 外部信号には短絡時、数mAの電流しか流れないため、それに適した信号を使用してください。
備考
- 無接点方式の採用により寿命は半永久的です。
- ピン(A、B、C)の差換えにより、双信号でも単信号でもワンタッチで使用できます(出荷時は双信号用にセットされています)。
- タイムラグ時間調整範囲が広く、高頻度使用でも安定した動作が実現できます。クラッチ/ブレーキとも切り換えのタイムラグ調整はRH60で行います。RH60は右回わしで大となります(出荷時は20msに設定されています)。
CAD
FMP-10DA
DXFファイル27 KB