株主・投資家の皆様へ

トップメッセージ

当社の成長ドライバーは半導体関連事業。
経営資源をシフトし、急速な需要増を逃さず、さらなる成長を実現します。

シンフォニアテクノロジーは1917年の創業以来、長年培ったモータドライブ・パワーエレクトロニクス・システム制御技術を駆使し、お客様のニーズにお応えする「技術オリエンテッド」企業として、社会と産業の豊かな発展に貢献する、多彩な技術、製品群を提供してまいりました。

1989年には半導体産業に参入し、お客様のご指導いただきながら、少しずつ実績を積み重ね、ロードポートでは世界トップのシェアを獲得するにいたりました。今後も、産業の発展に不可欠であり、大きな成長が見込まれる半導体関連事業に経営資源を重点的に配分し、製品メニューを拡大しながら、グループ全体の売上高に占める半導体関連事業の比率を40%以上に引き上げてまいります。そして2030年の目標である売上高2,000億円の実現に弾みをつけ、1つ上の会社STAGEを目指したいと考えています。

シンフォニアグループは現在、中期経営計画「SINFONIA NEW STAGE 2024」に取り組んでいます。本中期経営計画は、2030年の長期目標を実現させるためのマイルストーンと位置付けており、半導体関連事業の生産能力を現状の2倍にする設備投資や、半導体関連事業への重点的な技術者増員を進めています。さらに、他の事業部でも半導体業界向けの製品開発に取り組み、事業構造の改革を図っています。

一方で、人手不足解消が強く期待されるエネルギー・物流・医療と言った業界でも、電動化・自動化を進め、社会課題の克服に貢献すべく、取り組みを進めています。

これらの取組をより確実なものとするためにはチャレンジ文化を醸成する必要があり、チャレンジを後押しする人的資本投資を積極的に行ってまいります。

こうした成長戦略の遂行と同時に、株主・投資家の皆様との対話を通じて企業価値をより一層向上させられるよう、これまで以上にIR活動にも取り組んでまいる所存でございますので、皆様のより一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2023年11月