中期計画
中期経営計画「SINFONIA NEXT DREAM」

当社は、2026年3月期を初年度とする中期経営計画「SINFONIA NEXT DREAM」(2026年3月期~2028年3月期)を策定し、取り組みを開始しております。 2030年の目指す姿(長期目標)として、「社会・顧客・自らに響く挑戦と成長企業への変革」を掲げています。新中期経営計画「SINFONIA NEXT DREAM」では、長期目標(DREAM)を実現するためのマイルストーン第2弾として、事業規模の拡大に重点的に取り組んで参ります。
「SINFONIA NEXT DREAM」の基本方針
シンフォニアテクノロジーのビジネスモデルの基本となる「技術オリエンテッド」(技術開発力・対応力でお客様満足度を高める)による事業拡大を進めます。 持続的な需要が見込まれる半導体関連市場での領域拡大、防衛力整備計画に伴う航空宇宙事業のキャパシティ拡充を牽引役に、コア技術である「モーター/モータードライブ・パワーエレクトロニクス」技術強化を進めることで製品構成・事業ポートフォリオの変革を進めてまいります。

1. 半導体関連分野・航空宇宙分野への注力
世の中のあらゆる電化製品に欠かせない半導体市場は今後も更なる進化・拡大が予測されており、当社の強みである精密搬送技術を活かし、クリーン搬送システム・モーション機器セグメントの事業領域を広げます。 防衛力強化・宇宙産業の成長促進が追い風となっている航空宇宙事業では、キャパシティを倍増するとともに、技術の対応領域を広げることで事業規模を引き上げます。
2. 技術開発力/対応力強化による事業領域拡大
当社ビジネスモデルの基本となる技術開発力/対応力で顧客満足度向上(=技術オリエンテッド)の更なる強化を目指し、技術者の大幅増強、教育プログラムの拡充、M&Aを含む外部との協業を進め、開発のスピードアップ・対応領域の拡大を図ります。

3. 事業拡大のための積極的な投資と業務効率化
当社の事業規模拡大と社会課題となっている人手不足に対応したものづくり体制として、大幅なキャパシティ増強および自動化・デジタル化投資をすすめます。また、技術開発体制の強化に向けても技術開発センターの設立等を行い、サステナブルな企業成長の礎を構築してまいります。

4. 組織・文化の改革(長期目標として前中期から継続)
会社および個人の成長に向けてチャレンジできる人・チャレンジする人を支える企業への変革を実現するため、中長期な成長を視野に、人財確保・人財教育・評価制度の充実等の人的投資、事業環境に柔軟に対応できる組織改革を行ってまいります。
業績・財務目標
2027年度は受注高1,700億円、売上高1,600億円、営業利益225億円、営業利益率14%以上、ROE15%を目指します。 株主還元につきましては安定的な配当を行うことを前提に、配当性向30%を目安に配当金額を決定してまいります。

キャッシュアロケーション
2025年度から2027年度において、営業キャッシュフロー及び資産の圧縮・有効活用(政策保有株の縮減含)による約620億円を原資とし、2030年に向けての拡大投資約320億円、事業運営の効率化と安定化確保に向けての更新、自動化投資等約180億円を実施してまいります。 また、株主還元額は約120億円を想定しております。
