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シンフォニアと航空・宇宙

宇宙用無人物資補給機からH3ロケットまで

 

シンフォニアは、1986年に打ち上げられたH-Ⅰロケット搭載の油圧ポンプ用電動モータ開発を機に、宇宙分野に参入。その後、宇宙空間における大電圧の電流制御や、油圧以上のパワー密度といった難題をクリアし続け、宇宙用アクチュエータとしての電動化に成功。さらにスペースシャトル「エンデバー号」や国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」、無⼈物資補給機「こうのとり」(HTV)用といった宇宙用電源システム製品の納入が進んでいきます。 

H3ロケット

H3ロケット1段、2段用 姿勢制御用アクチュエータ

宇宙ロケットにおいてもH-ⅠからH-Ⅱ、イプシロンと続き、現在のH3ロケットの姿勢制御用アクチュエータや推進コントローラなど、電装品を独占的に供給。驚異的な成功率を誇る国産ロケットの打ち上げと、宇宙産業の発展に寄与しています。

国内唯一の航空機用電源システムメーカー

 

宇宙分野への参入は、創業期より航空機用発電機の開発や実績がきっかけとなっています。航空機の限られたスペースに搭載される発電機を含む電源システムなどの各ユニットは、極限まで小型化を突き詰めつつ製品の性能は維持し、かつ衝撃や温度変化にも耐え得る製品として高い技術力が求められてきました。 

シンフォニアは創業期から培ってきた技術力をもとに、航空機の発電から配電までの電装品を供給する国内唯一の電源システムメーカーとして、上空での急な温度変化や衝撃等の過酷環境に対応する技術を保有し、昨今必要性が高まっている防衛用航空機にて国内トップシェアを誇り、安全・安心な暮らしに貢献しています。

40kVA VSCF発電システム

航空・宇宙分野参入のあゆみ

 

1917年の当社創業からわずか3年後の1920年、航空機パイロット用のヒーター電源として日本初の航空機用風車式発電機の開発を機に航空業界に参入。空の上の過酷な環境でも問題なく使用できるノウハウを蓄積していきます。 そして、1937年に東京―ロンドン間を実飛行時間51時間19分23秒という当時としては驚異的な記録で飛行した「神風号」には当社のエンジン直結式直流発電機が採用。この直流発電機では、蓄積されたノウハウが遺憾なく発揮されることとなり、シンフォニアの製品・技術力は高い評価を得ることになります。 航空機用として過酷な環境における耐環境性能や品質を蓄積し、後に宇宙機器をはじめとしたシンフォニアの様々な製品に活かされていきます。

創業期から実績を重ねてきた航空機用電装品

1937年、欧亜連絡飛行にはじめて成功した朝日新聞社の 国産機「神風号」

神風号搭載のエンジン直結式発電機/自動電圧調整器

航空・宇宙の事業領域

 

現在、シンフォニアは国内唯一の航空機用電源システムメーカーであり、航空・宇宙事業はモーション機器セグメントの中で大きなポーションを占めています。

航空機電動化、国産ロケット開発の流れ、防衛力強化など、シンフォニアの技術を展開できるチャンスが広がっており、成長事業として積極的な投資を行っていく計画です。 

様々な環境試験設備を有し、航空・宇宙関連機器、 耐環境製品の開発・製造を行う航空宇宙第一工場(伊勢製作所)

伊勢製作所(三重県)

航空・宇宙用電装品

シンフォニアの航空・宇宙事業の展望

 

宇宙分野

「我が国の宇宙産業の規模(約1.2兆円)を 2030年代早期に倍増することを目指す」という政府目標の達成に向けて、人工衛星やロケット等の宇宙機器産業の国際競争力の強化、衛星通信・データ提供等の宇宙利用産業の振興が進んでいます。 

令和6年度当初予算案及び令和5年度補正予算における宇宙関係予算

シンフォニアは、国産の基幹ロケットの制御システムの他、衛星、月面探査等に向けた機器の開発に取り組んでおります。 また、今後打上げ頻度が増していく宇宙産業でも当社の技術の活躍の場が広がっています。

航空分野

現在、官民一体となった電動航空機の開発が進められています。 シンフォニアは航空機用電源システムでの実績や、宇宙ロケットのアクチュエータ電動化の実績などの強みを活かして、産学官連携のコンソーシアムへ参加し、欧米大手航空機メーカーとの共同開発を積極的に行っております。

電動化へのシフトが進む軽飛行機

電動航空機推進用500kWハイパワーモータ/コントローラ

防衛分野

防衛省は2023年を防衛力抜本的強化元年とし、予算を大幅に増強、 今後もその傾向は続く見込みです。

シンフォニアではこれまで通り安全保障を支えるべく、オンリーワンの技術で貢献していきます。

ストアマネジメントシステム

航空機用発電機