C種対応電磁石
無機絶縁電線を使った新開発C種対応電磁石。
シンフォニアテクノロジーが開発したC種対応電磁石は、各種の無機絶縁材料を採用し、その構成に工夫をこらすことで、従来のH種対応形に比べて飛躍的に耐熱性能が向上しました。
- 無機絶縁材料を駆使
従来の有機絶縁材料では、約200℃程度までしか対応できませんでしたが(H種対応)、無機絶縁電線と無機ワニスを採用することにより、コイル温度300℃まで使用することが可能となりました(C種対応)。 - 大電流化が可能
これまでのH種対応電磁石に比べ、定格電流の範囲を大きくすることができます。 - より高温での使用が可能
これまでのH種対応電磁石と同程度の能力であれば、より高い温度で使用できます。 - システムのスリム化
電磁石自身が高温対応のため、冷却装置が簡単になり、安全性、メンテナンス性が向上します。
図5 電流とコイル温度の関係
絶縁構成および絶縁性能
絶縁構成 | |
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電線 | 無機絶縁電線 |
ワニス | 無機系絶縁ワニス |
絶縁材 | 無機系絶縁紙 |
絶縁性能 | |
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絶縁抵抗 | 100ΩM以上(300℃にて) |
対電圧試験 | 1500V合格(300℃にて) |