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展示会レポート 第7回 鉄道技術展

会期 2021年11月24日(水)~26日(金)10:00~17:00 3日間

会場 幕張メッセ

2021年11月24日から26日に「第7回 鉄道技術展」が幕張メッセで開催されました。3日間の来場者数は約2万5千人で、359の企業・団体が出展しました。

新型コロナウイルス感染防止対策のため、当社は最少人数の説明員での出展となりましたが、豊富な納入実績のある鉄道用速度発電機や、車両周囲の監視を可能にするサラウンドビューモニタリングシステムなど、様々な製品を展示しました。

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展示会では様々なご質問をいただき、その中には「速度発電機と速度センサの違いを知りたい」といったご質問もありました。速度発電機と速度センサの違いの一つとして、「低速域の検出可能速度」があります。速度発電機は約3km/hから検出可能なのに対し、速度センサは約0.1km/hから検出可能で、極低速域にも対応した製品になります。

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近年では、鉄道の自動運転が導入されたり、ホームドアの設置が増えたりなど、今まで以上に停止位置の精度が求められる環境になっているといえます。停止位置の精度を向上させるためには、正確な速度検出が必要です。速度センサは、そうしたご要望にお応えできる製品になっています。速度発電機との取付互換も実現していますので、様々な鉄道で採用が広がると期待しています。

また、車両の周囲状況を監視するシステムである「サラウンドビューモニタリングシステム」を展示しました。「第6回 鉄道技術展」でも展示しましたが、今回は検知精度を大幅に向上させました。

今までは人体検知するための条件として、「視認性の高い服装」を設定していましたが、今回の展示品は服装指定なく検知が可能になりました。また、逆光や夕暮れ時などの視認性が悪い環境下でも検知が可能です。

こうした機能を活用し、人身事故を未然に防ぐなど、鉄道運行の安心・安全に貢献できることを目指しています。

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