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高融点金属の材料開発進む!

高融点金属の材料開発進む!

 近年、電子機器を中心に小型軽量化が進んでおり、それらに使用される金属材料も部材の薄肉化や高純度なものが求められるようになっています。そのため、従来のセラミックス系のルツボでは溶解が難しかった、高融点金属(チタン、ジルコニウム、ニオブなど)の材料開発が盛んになってきています。
 また、航空業界や医療業界での金属3Dプリンタの普及も、高融点金属の材料開発を後押ししています。航空機部品や生体材料などは、鋳造や切削加工が困難な形状のものが多いため、複雑な形状の部品製造を得意とする金属3Dプリンタの導入が検討されています。これらの部品は、高融点金属が主な材料のため、高融点金属の材料開発が進められているのです。
 3Dプリンタによる部品開発は世界中で行われており、日本においても国家プロジェクトとしてTRAFAM※が開発を推進しています。3Dプリンタによる部品製造は、今後も普及が進むことが予測されるため、高融点金属の材料開発を進めていく必要があるでしょう。
※3Dプリンタおよび超精密3次元造形システムによる部品の製造を目指す団体

 しかし、高融点金属を溶解して材料にするためには、水冷銅ルツボを用いたコールドクルーシブル溶解が最適ですが、導入コストが高いのが課題でした。
 そこで当社は、長年培った溶解技術を活かし、装置の低コスト化や高純度な金属材料の製造に適した製品開発を行いました。
 バーチャル展示会でも製品を展示していますので、どうぞご覧ください。
 また、当社では、受託溶解も随時承っております。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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