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シンフォニアテクノロジー株式会社シンフォニアテクノロジー株式会社

日刊工業新聞 コラボ企画 記者が見る「SINFONIA EXPO 2021」

鈴木真央  本社編集局次長兼ニュースセンター長

日刊工業新聞社

鈴木真央本社編集局次長兼ニュースセンター長

これまで以上に「リアル感」を重視したバーチャル展示会

2021年8月25日

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 シンフォニアテクノロジーは8月25日-27日までの3日間、オンライン上で第4回バーチャル展示会「SINFONIA EXPO2021」を開催する。全10事業・70製品を展示する。
期間中10-17時の間、チャット機能を活用し、来場者の質問に技術者や営業担当者が即時対応する。また、早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)の長内厚教授を招き、「製造業の未来」と題した特別講演も実施する。

 今回のバーチャル展示会の特徴は「リアル感」だ。国内トップシェアを握る「振動機」では、豊橋製作所(愛知県豊橋市)で3月に稼働した「振動機ラボ」から模擬実験の様子をウェビナーで配信する。同ラボには16機種を用意しており、材料投入を自動化したほか、振動条件や網目の目開きなどを調整できる。実験結果をリアルタイムで計測し、データを踏まえた再実験も可能だ。

 また「最近多くの問い合わせを頂いているのがIoT(モノのインターネット)を活用した振動状態監視装置」(担当者)だ。振動機に取り付けたセンサーの働きで、目視による日常点検が困難な3K現場で運転状況をモニタリングする。経年劣化も可視化し、設備の予防保全につながる。

 一方、主力の「モーションコントロール機器」からは電磁クラッチやブレーキ、サーボモーターなど多数の製品を出展する。一部の製品は360度ビュー機能により、すべての角度から見ることができる。6月にはオンライン販売サイトを開設。売れ筋約60種類をそろえ、注文から2日後に納品する。短納期ニーズに応える。ウェビナーでは、同サイトと電磁クラッチ/ブレーキの用途を紹介する。

 ダイレクトドライブ(DD)モーターなど小型モーターは半導体や電子部品、液晶パネル、リチウムイオン二次電池などの製造装置向けに引き合いが急増している。また、電磁クラッチ、ブレーキ製品は産業用ロボットや無人搬送車(AGV)向けなどに需要が拡大している。

 さらにグループ企業のシンフォニアマイクロテック(兵庫県明石市)が手がける「MRFデバイス」はアミューズメント機器や医療機器、産業用機器など特殊用途で新市場を開拓している。自在なトルクコントロールと優れた応答性で繊細に制御できるのが特徴だ。

 シンフォニアテクノロジーの最大の強みは長年培ってきたメカトロ技術にある。近年、コア技術を応用し、農業や医療分野に進出。豊橋技術科学大学と共同開発した「大葉収穫作業支援ロボット」は選別から結束までを自動化し、すでに数台の受注実績がある。

 現在、同大学と「プラズマ栄養水生成装置」を開発中だ。同装置の詳細をウェビナーで配信する。プラズマ栄養水を水道水から安価に生成する装置で、切り花の給水と蒸散を適度に保ち、植物の発根、成長、延命に効果的だ。

 バーチャル展示会期間中、1日2-3回のウェビナーを用意する。今回、初めての試みとしてランチョンセミナーを実施する。業務時間内の映像視聴は難しいとの声に応えたもので、昼食休憩時間を有効に使って視聴できるよう配慮した。
都心部の視聴者にはUber eats(ウーバーイーツ)のクーポンコードを送り、ランチを配達する。

 一方、特別講演では、長内教授が「労働人口の減少」や「工場の自動化」など、日本の製造業が直面する課題への対応を説明する。後半にはシンフォニアテクノロジーの社員とのQ&Aセッションを設ける。長内教授はソニー出身でエレクトロニクス業界に精通し、日本企業のイノベーションや経営戦略なども研究している。

 同社は第1回バーチャル展示会の開催から約1年が経過した。第4回では今までにない試みも多い。バーチャル展示会を覗けば新たな発見があるかもしれない。

第4回バーチャル展示会「SINFONIA EXPO2021」

https://www.sinfo-t.jp/virtual-exhibition

開催日:2021年8月25日(水)~ 27日(金)

製品展示/チャット/ランチョンウェビナー/カタログダウンロードなど
イベント盛り沢山!