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切り花の鮮度を保つ「プラズマ栄養水生成装置」を共同開発 2022年10月を目途に販売予定

2021年8月23日(月)

シンフォニアテクノロジー株式会社(本社:東京都港区、社長:斉藤 文則)は、国立大学法人豊橋技術科学大学と切り花の鮮度を保つ「プラズマ栄養水生成装置」を共同開発しました。2022年10月を目途に販売を開始予定です。

花き産業では、鮮度維持や日持ち性向上による商品力アップが重要な課題の一つです。また、年間100億円以上とされる花きの廃棄量を減らすことや、長期の輸送でも商品価値を落とさないという点でも、鮮度維持や日持ち性向上が重要になります。

プラズマ栄養水生成装置では、水道水にプラズマ放電することで、切り花の鮮度維持・日持ちに最適なプラズマ栄養水を安価に生成できます。プラズマ栄養水は、切り花の給水と蒸散を適度に保ち、植物の発根、成長、延命に効果を発揮します。一般的な栄養水に比べ、本装置をご使用いただくことで、小型機で約8分の1、大型機で約16分の1に運用費用を抑えることが可能です。

本装置は、プラズマ放電により通常は反応しない窒素と酸素を化学反応させ、植物の栄養素となる硝酸イオンを生成します。硝酸イオンが水に溶けることでプラズマ栄養水となり、水道水で希釈することでご使用いただけます。生成過程では、微量のオゾンや過酸化水素が合成されるため、殺菌効果もあります。

当社は2019年10月、国立大学法人豊橋技術科学大学と「シンフォニアテクノロジー次世代スマートファクトリー共同研究講座」を開設しました。

本装置は共同研究の成果であり、今後も大学と共同研究を進めて製品開発を図ることで、市場に新商品を提供し、事業化を目指してまいります。

プラズマ栄養水生成装置 小型タイプ

プラズマ栄養水生成装置 大型タイプ