WORKS & PERSON

技術系 若手社員座談会

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J.Y
2020年入社
電気電子系卒

社会インフラシステム事業室。上下水道の受変電設備設計を担当。

H.E
2021年入社
機械系卒

先行開発部。クリーン搬送システム部門と連携した次世代ロボット開発を担当。

K.T
2021年入社
電気電子系卒

デジタルソリューションセンター。社会インフラ部門で使用される電気機器の監視システムやグラフィック作成を担当。

K.O
2020年入社
電気電子系卒

試験装置グループ。試験装置を制御するコントローラのソフト設計を担当。

J.K
2020年入社
機械系卒

クリーン搬送システム。半導体製造装置に利用されるロボット設計を担当。

周囲の協力によって 一人前の技術者へ

仕事の進め方やチームの雰囲気は?

K.T:デジタルソリューションセンターは、他部門の製品に搭載されるソフト開発全般を担っていて、担当毎にグループに分かれています。その中でも私は社会インフラチームの案件に携わっており、社会インフラ設備として使用される監視制御装置という、水処理施設にある電気機器を監視・操作する機械の画面設定、グラフィック作成を担っています。担当製品の試験を行う際には、工場内だけでなく設置現場である水処理場に赴くこともあります。
毎週のミーティングにて業務の進捗状況を確認し合っており、コミュニケーションが活発で、いい雰囲気だと感じています。分からないことがあれば、気軽にすぐに相談していますね。

H.E:開発本部の中でも先行開発部門に所属しており、クリーン搬送システム部門と連携しながら開発業務を担っています。新たなシステムの開発は、若手中心に進めていくこともあるため、ある程度の方針が定まった段階で上司に、こう思うんですけどどうですか、というようなディスカッションをしています。まだ経験が浅いのですが、来年くらいからもう少しメインで関わることになると思います。
チームの雰囲気としては、自分が若手で面倒を見てもらっていて、いつでも仕事の相談ができる環境ですね。プライベートの話はあまりしない方だと思いますが、年数回の飲み会はそういった話題で盛り上がります。

J.K:私はクリーン搬送システム部門で、半導体製造装置の中に入っているロボットの設計開発を担当しています。ロボットは量産品で、お客さんの問い合わせやアドバイス、その他何かあれば、メインの窓口として全て対応します。他の業務としては、T.Eさんが所属する先行開発部と連携し、次世代ロボットの開発も担当しています。
私の部門はおしゃべりが大好きな人が多くて、本当に話しやすいですね。分からないことあったら、すぐデスクに行って、その場で教えてもらっています。別グループである製造部門や品質保証部門とも結構仲がいいので、会話を重ねながら仕事しているような印象です。

J.Y:社会インフラ部門では、主に受変電や発電機、発電機盤、低圧、ソフトでグループが分かれていて、一人ずつ招集されプロジェクトチームを組み、協力しながら進めています。その中で、私は受変電設備のグループに所属し、電柱に流れている高電圧を、モータや照明、その他コンセントに流せるような電圧に落とす設備の設計を担当しています。そのため、先輩と一緒に仕事をするという形態ではないですが、分からない部分があれば、先輩や上司に相談に乗ってもらい仕事をしています。
仕事が異なるためグループごとで雰囲気が違っていて、おしゃべり好きな人が多かったり、誰かが話すと連鎖的に話す人がいたりと、同じ部門内でばらばらなところも特徴だと感じています。

K.O:私は試験装置の設計部門に所属しています。試験装置は自動車のモーターやドライブトレイン、エンジンの開発過程で性能試験を行う製品で、その中に搭載されるコントローラのソフト製作を担当しています。
仕事全体の流れとして、最初にシステムエンジニアがユーザーと相談しながら仕様を決めていき、その後は各制御の電気回路担当、機械担当、ソフト担当に分かれて設計を行っています。K.Tさんの所属するデジタルソリューションセンターは別部門ですが、組み込みソフトの面で相談しながら、担当分けして進めていきますね。また、設計部門で製品が完成するのではなく、製作したものを試験し、お客様の現場に設置するのは製造部門なので、現地試運転の際などにやりとりする機会も多いです。
私の所属するソフトチームは、親身に相談に乗ってくれる雰囲気です。最近、私が担当する案件の一つで、お客様の要望があり、新しい制御機能を追加することになりました。その検証や設計を進めているのですが、初めての業務でどう進めていいのか分かっていない状況でした。そんな中で、上司や先輩の皆さんに相談に乗ってもらい、検証や現場での動作確認など、一緒に見ていただきました。

H.E:今のK.Oさんの話につながるのですが、ソフト・コントローラー系って、電気や機械の設計が終わった後の作業なので、ものづくりの流れで言うと最後の方ですよね。私は今、先行開発を担当していますが、K.Oさんの仕事はそういったスケジュール調整が難しそうだなと思います。

K.O:確かに、そういう場面はありますね。機械・電気・ソフトを組み合わせた総合試験を行った際に、不具合が判明するとその対応が必要になることもあります。

業務内外での交流はありますか?

K.T:私の部門はデジタルソリューションセンターといって、航空宇宙や試験装置、社会インフラ、クリーン搬送システムのソフト開発を担っているので、いろんな部門と一緒に仕事をすることが多く、今日のメンバーの中では他部門との関わりは一番多いと思います。

先ほど、先行開発とクリーン搬送システムが共同で進めていると聞きましたが、実際やってみてどうですか?

H.E:実は、先行開発部門が分野を超えて、大きなプロジェクトとして他部門と一緒に開発を進めるのは、今回が初めての試みと聞きました。最近他部門の上司から聞いた話で、成果を出し、商品化までもっていくことは大事だけれど、それ以上に開発部門と事業部門が一緒になって、製作と検証を繰り返し、上手くいかなかったとしても、何が良くなかったか、今後どうしていくべきか、将来を見据えた開発をやっていくべきだという話がとても印象に残っていて、実際にそれを実現できたら、とても面白いと思っています。

最近の休日の過ごし方

J.Y:最近草野球チームに入って、週1くらい活動しています。社内の部活ではなく、いろんな会社の野球好きな人たちが集まって楽しむといった雰囲気のチームです。

H.E:部活入るか迷っていたんですけど、社会人サークルいいですね。

K.O:私は音楽が好きで、演奏するのも聴くことも好きです。あと、最近寮を出て暮らしているので、料理にはまっています。ネットのレシピ見ているだけなんですけどね。(笑)

K.T:私は最近、スポーツ観戦を楽しみながら過ごしています。スポーツのジャンル問わずテレビで見ることが多いですが、直接見たい試合があり、北海道のスタジアムまで行ったりすることもありますね。

H.E:今までツーリングが趣味だったのですが、去年新しく車を買って、ちょっとした外出や買い物が便利になりました。ハンバーガーが好きで、それで目当てに豊橋や豊川、浜松まで行ったりしています。あと、豊橋って結構、ブラジルと親和性があるみたいで、ブラジルの方が経営しているご飯屋も最近見つけました。

J.K:大学のときからスノーボードが好きで今も続けていますが、社会人になってから新しくポーカーにはまりました。同期でブームのような感じでやり始めた人も多く、スノーボードができないシーズンは土日に一緒に遊んで惨敗しています。(笑)

高い技術力と専門性、幅広さを活かし
自らキャリアを作り上げていく

シンフォニアの技術者として求められる素質は何だと思いますか?

J.Y:シンフォニアという会社規模で断言するのは難しいですが、社会インフラの部門では、全体を広く浅く捉えられる視点が求められると思います。先ほども言ったように、別グループに所属するメンバーが1人ずつ集まって一つのプロジェクトを進めていく中で、この部分は自分の担当ではないからわからないと考えて、全体を把握していないと、後で組み合わせたときに大きなトラブルの発生につながります。場合によっては工期延長となって、お客様に迷惑をかけることもあるため、自分が設計するときに周りの進捗や課題などを確認しながら、協力して仕事を進められる人が活躍できると感じています。

H.E:先行開発としての視点では、若いからと遠慮するのではなく、自分なりに考え、前のめりに意見を言える人が向いていると思います。実際、部門内では若手からどんどんアイデアを出していこうという風潮が高まっています。私も若手の立場なので、質問することに対し遠慮していたのですが、不明点をその場で解決し、自分のアイデアを表に出すことを恐れない気持ちが大切だと思うようになりました。

K.T:ものづくりに達成感を感じられる人が向いていると思います。実際に物を製造し、プログラムや回路を手掛けて完成させる仕事が中心で、そういった面で達成感を感じられる機会が多いです。あとは会社全体に関しての話ですが、半導体や自動車、社会インフラ、それ以外にもたくさんの業界に関わる製品があるので、多くの分野に携わって広い知識を得たい人にも向いていると思いますね。

K.O:私は学生時代に電気系専攻でしたが、ものづくりの業界で特に何をやりたいのか、想像できていませんでした。先ほどK.Tさんが言っていた以外にも、航空宇宙や空港の特殊車両、FA関連など、本当にいろんな製品を作っているので、入社してまずこれがやりたい、その後はこんなことがやりたい、という入社後のキャリアに自由度があると思いました。就活生の方で、何がやりたいか決まっていない人は、そういう観点で会社を選ぶこともいいかと思います。
また、試験装置部門は自動車メーカーや自動車部品メーカーと密接に関わりながら仕事を進めていきます。私もそうですが、自動車業界に興味のある方は、より一層やりがいを感じられるのではないかと思います。

J.K:自分からやりたいことをアピールすると結構チャンスが巡ってきます。半導体業界では日々目まぐるしい変化が起こっていて、シンフォニアにもいろんな仕事が入ってきます。私は以前より、上司とのキャリア面談で海外と関わってグローバルに仕事がしたいと伝えていました。その結果、海外の協力企業と共同で進める業務のプロジェクトリーダーを任せていただきました。今年、協力企業の方が豊橋製作所に来ていただき、1カ月間ぐらい一緒に仕事していたので、英語でやり取りする機会も多くありました。実際に、やりたいことを任せてもらえる環境があるからこそ、今後自分がどんな仕事をしていきたいか、しっかり考えてアピールできる人は、いろいろチャンスが巡ってくると思います。