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再生医療分野での神戸医療産業都市推進機構および
英国SAKARTA社との共同開発に関する契約締結について

2019年3月22日

 シンフォニアテクノロジー株式会社(代表取締役社長:斉藤文則、本社:東京都港区)は、公益財団法人 神戸医療産業都市推進機構(所在地:兵庫県神戸市、理事長:本庶佑、以下「推進機構」)およびSAKARTA Ltd.(本社:英国スコットランド、CEO:Fergus R. McKenzie、以下「SAKARTA 社」)と、幹細胞の大量培養と品質担保・管理を同時に可能とする自動化システムの共同開発に関する契約を2018年11月28日に締結し、この度、英国機関との実証実験に向けてスタートしました。

 推進機構は2000年の発足以降、神戸医療産業都市の推進母体として、先端医療の臨床研究や次世代医療システムの構築等の取り組みを通じ、現在では340を超える企業・団体・研究機関の集積、高度専門病院群の整備等によって、わが国を代表する医療クラスターの形成に寄与しています。また、推進機構の細胞療法研究開発センター(センター長:川真田 伸)は、細胞治療を安全、確実で身近な医療とするために、細胞培養法や品質検査法の規格化についての研究に取り組んでいます。同センターでは、最終的な細胞製品の品質を保証するために、原料細胞の他、培養中の中間細胞の特性をリアルタイムに計測するProcess Analytical Technologyを導入した総合的な細胞製造管理システムを目指しています。

 当社では同センターの研究成果を活用するとともに、半導体製造装置をはじめとする各種の産業用製造装置の開発で培ったモーションコントロール技術や局所クリーン化技術を応用して、インプロセスで培養状態をモニタリングしながら、最適な培養プロセスを実行させる機能を備えた自動化システムの開発を進めています。なお、本システムは、人手による熟練作業を多関節ロボットに模倣させる方式ではなく、細胞播種や培地交換等の個々の培養プロセスを閉鎖系システムの中で連結させます。

 今後、iPS細胞と間葉系幹細胞を対象に、推進機構および英国機関などとの実証実験、GMP適合製造施設で稼働させるための規制当局への対応を2020年度までに行い、2021年度の発売を予定しています。なお、5年後には年間50億円の売上を目標にしています。
※ 間葉系幹細胞:中胚葉性組織(間葉)に由来する体性幹細胞。骨や血管、心筋の再構築などの再生医療への応用が期待されている。

 英国での実証実験を行う機関は、iPS細胞バンクの国際協調を目指すGlobal Alliance for Therapies(GAiT)を主導する国立の研究機関が予定されており、SAKARTA社は、この実証実験と規制当局への対応を担う目的で昨年スコットランドに設立された企業で、当社も出資する予定です。今後、SAKARTA社はマイルストンに応じた当社からの資金供与を受けるとともに、スコットランド開発公社の公的助成金による支援も受ける予定です。

 当社では2013年度からの前中期経営計画において、新事業として医療分野への参入を進めました。さらに昨年7月には、開発本部から医療分野の専任組織としてメディカルエンジニアリングセンターを分離・独立し、同年10月には、推進機構との共同研究、連携強化等を目的として、神戸医療産業都市内に神戸事務所を開設しました。今回の推進機構およびSAKARTA社との共同開発に関する契約締結によって、一層、この分野での取り組みを強力に推進します。

 再生医療周辺産業は2030年に世界で5.2兆円となることが予測されています。当社は、再生医療分野に積極的な有力機関・企業とのパートナーシップにより、新たな事業展開を強力に推し進め、将来、これら再生医療分野を事業の柱として育成する計画です。

シンフォニアテクノロジー株式会社
メディカルエンジニアリングセンター 神戸事務所

〒650-0047 神戸市中央区港島南町1-5-2(神戸キメックセンタービル2階)
TEL 078‐306‐5020

本件についてのお問い合わせは下記まで御願いします。

【報道関係様・お客様】
シンフォニアテクノロジー株式会社
総務人事部広報グループ 担当 嶽本(だきもと) Tel.03-5473-1803

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